ベナレスで会った青年
ベナレスは、インドでもヒンドゥー教徒の一大聖地であり、ここを旅の目的地にする旅行者も多いだろう。
かく言う私も出発前に、遠藤周作 著 ”深い河”を読み直した。
ポスターなどで良く目にする、Dasashwamedh Ghat(ダシャシュアメード ガート)を今回は船から観る機会に恵まれ、連打される鐘のなかを、ゆったりとプージャーを楽しんだ。
翌日の夕方は、Assi Ghat (アッシー ガート)にてプージャーを見学しました。
日没まではガートの一角に座り、静かに流れる時を楽しみ、儀式の始まるのを待ちました。
そんな時にインドの青年が声を掛けてきました。
”日本人か?”
”そうだ”
”プージャーを観に来たのか?”
”そうだ 説明やガイドはいらない”
・・・と言って断わっても、彼は聞く耳を持たない。
どんな所に行って来たかとか、これからどこに行くのか?
矢継ぎ早の質問で、立ち去る気配はない。
矢継ぎ早の質問で、立ち去る気配はない。
それでも有料ガイドでなさそうなので、少しお相手をする。
しばらくすると彼の話は本題に入った。
自分はシルクの仕事をしている。作業場も近くにありぜひ見学に来てくれと言う。
何度断っても彼はガンと受け付けない。
客引きだろうと言っても違うと答える。
彼はプージャーが始まったらそそくさと退散をした。
アッシーガートに行く途中で、書店に寄りベナレスのマップを買いました。
これだけでもガートの一部です。
これだけでもガートの一部です。